定額音楽配信サービスの Google Play Music と Apple Music 実際には、どの位のアルバムが配信されているのでしょう?
Google Play Music は、「3500万曲がいつでも好きなだけ聴き放題」を謳っています。一方、Apple Music は「全世界で3,000万曲」(日本向けの曲数は不明)と言っています。(出典)
Google Play Musicでは、同じアルバムで通常版とデラックス・エディションが重複して配信されていたり、カラオケがあったりと、3500万曲というのを額面通りには、受け取れないようにも思えます。
では、実際のところ、どの程度のアルバムがカバーされているのでしょうか?
そこで、『MUSIC MAGAZINE』の「ベストアルバム 2015」を使って、 Google Play Music と Apple Music を比較してみました。
『MUSIC MAGAZINE 2016年1月号』
の「ベストアルバム 2015」に選ばれているアルバムが、それぞれのサービスで配信されているかどうかを調べてみました。
「ベストアルバム 2015」では、「ロック アメリカ/カナダ」、「ロック イギリス/オーストラリア」、「ロック 日本」、「歌謡曲、Jポップ」、「R&B/ソウル/ブルース」など、日本国内と海外の音楽を14のジャンルに分けてランキングしています。各ジャンルでは、トップ10かトップ5のアルバムが選ばれています。
調べた日は、Google Play Music が 2016年2月27日、Apple Music が2016年3月3日です。
結果は、Google Play Musicが56%、Apple Musicが70%で、「Apple Music の方が配信されているアルバムの数が多い」でした。
Google Play Musicは、「3500万曲がいつでも好きなだけ聴き放題」を謳っていますが、意外にもApple Musicがそれに勝る結果になりました。
気になる日本の音楽ですが、ロック(日本)は、Googleが30%でAppleが50%、歌謡曲・JポップはGoogleが30%でAppleが50%、ラップ/ヒップホップ (日本)が0%対20%、レゲエ (日本)が双方とも0%で、どちらもあまり良くないけれど、強いて言うとApple Musicが少々良いという結果になりました。
ジャンルごとの結果など詳しくは、下の表をご覧ください。
「◯」は配信されているアルバム、「☓」は配信されていないアルバムを表しています。「△」は該当のアルバムは配信されていないけれど、そのアーティストの他のアルバムが配信されていることを表しています。
なお、アーティスト名とアルバム名は、意図的に隠してあります。知りたい方は 『MUSIC MAGAZINE 2016年1月号』 をご覧ください。
公開 2016-03-12
0 件のコメント :
コメントを投稿